札幌市交通局
札幌市交通局(さっぽろしこうつうきょく)は札幌市の公共交通事業部門である。札幌市内で地下鉄(高速鉄道)、路面電車を運行している。ロゴマークの「ST」はSapporo City Transportation Bureauの頭文字である。
経営状態
札幌市の交通事業は、長く地下鉄、バス、路面電車の三部門からなったが、1990年代後半以降、不況で圧迫された市の財政に対する大きな負担要素になっている。
1995年から札幌市では公共交通機関の利用者が減少しており、これは長期不況の影響だけでなく、自家用車利用の増加が原因と考えられている。それゆえ、各事業とも将来の増収を見込むことができない。
約7000億円の建設費の8割を借金でまかなった地下鉄は、借金を無視すれば収支ほぼ均衡するが、利息支払いが重くのしかかっている。市営バスは収益が出る構造ではなく、恒常的に赤字であった。もっとも良好な路面電車も、補助金なしには経営が成りたたない。結果として、2002年度までに4401億円の累積欠損金を計上するに至った。
札幌市は、1991年から経営改善計画を打ち出し、2001年度に新たに交通事業改革プランを策定し、経営の効率化を図ろうとしている。この一環として、バス事業を2002年4月から段階的に民間事業者へ移管し、2003年度末をもって廃止した。しかし額からみれば赤字が大きいのは地下鉄であり、大きな改善にはなっていない。
路線・施設
地下鉄 札幌市営地下鉄南北線 札幌市営地下鉄東西線 札幌市営地下鉄東豊線 48.0営業km、一日平均輸送人員56万3846人 (2002年度) 路面電車 札幌市電1条線 札幌市電山鼻線 札幌市電山鼻西線 8.5km、23停留所、30両、一日平均輸送人員2万1382人 (2002年度)
バス(路線は2004年3月31日廃止時点) 苗穂線[東3] 札苗線[東6] 丘珠線[東61] 本町線[東62] 苗穂北口線[東63] 伏古線[東67] 伏古札苗線[東68] 北札苗線[東69] 元町線[東70] 丘珠北34条線[東76] 札幌新道線[東78] 北札苗線[東79] 苗穂線[環3] ファクトリー線[環88] 工業団地線[西44] 新川発寒線[西48] 新川発寒線[西49] 北桑園線[西51] 新道西線[西66] 北桑園線[西71] 新川線[北72] 新琴似2条線[北73] 一日平均輸送人員8万9553人 (2002年度)
工場 南車両基地(南北線) 西車両基地(東豊線) 東車両基地(東西線・東豊線) 電車事業所(路面電車) 栄町検車場(東豊線)
沿革
1909年 馬車鉄道が開業する。 1918年 馬車鉄道が民営の電車となる 1927年 民営の電車事業が市営となり、札幌市電気局が発足する。 1930年 バス事業開始 1935年 貸切バス事業開始 1951年 定期観光バス運行開始 1958年 藻岩山ロープウェイ運行開始 1971年 地下鉄南北線開業(真駒内~北24条間) 1976年 地下鉄東西線開業(琴似~白石間) 1978年 地下鉄南北線延長部開業(北24条~麻生間) 1982年 地下鉄東西線延長部開業(白石~新さっぽろ間) 1988年 地下鉄東豊線開業(栄町~豊水すすきの間) 1992年 ウィズユーカード発売 1994年1月 地下鉄・市バス・電車の新デザイン採用 1994年4月 定期観光バスを北海道中央バスに委譲 1994年6月 地下鉄改札カード対応化 1994年10月 東豊線延長部(豊水すすきの~福住間)開業 1997年 共通ウィズユーカード発売 1999年 地下鉄東西線延長部開業(琴似~宮の沢間) 2001年 交通事業改革プランを策定 2002年 白石自動車営業所を北海道中央バス、ジェイ・アール北海道バスに移譲、厚別支所を廃止 2003年 琴似自動車営業所をジェイ・アール北海道バスに、藻岩自動車営業所をじょうてつバスに移譲 2004年 東・新川両自動車営業所を北海道中央バスへ移譲、バス事業をすべて廃止
外部リンク
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