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中学校

中学校ちゅうがっこう)とは、日本の教育制度のなかで前期中等教育を行う学校である。小学校における教育の基礎の上に、心身の発達に応じて、中等普通教育を施すことを目的とする。

義務教育の一つであり、小学校を修了した者が入学し、3年の教育期間を経て、卒業する。同等学校に中等教育学校の前期課程、盲学校の中学部、聾学校の中学部、養護学校の中学部が存在する。

小学校では、1人教員がほぼ全部の教科を担当できるが、中学校では、各教科に専門の教師が存在する。

多くの学校では中間テスト期末テストがあり(これらのテストを行わずにその単元ごとにテストを行うなどといった学校もある)、その成績と普段の印象が高校進学時の内申書(調査書)に反映される。中学校を卒業した人は、高等学校高等専門学校専修学校の高等課程などを受験する資格が与えられる。卒業しなかった人のために、中学校卒業程度認定試験(中検)が存在する。

私立中学校には入学試験(中学入試)があり、国立中学校には学科試験と抽選がある。

中学校教育の目標

学校教育法の第36条に中学校における教育の目標が規定されている。

• 小学校における教育の目標をなお充分に達成して、国家及び社会の形成者として必要な資質を養うこと。 • 社会に必要な職業についての基礎的な知識と技能、勤労を重んずる態度及び個性に応じて将来の進路を選択する能力を養うこと。 • 学校内外における社会的活動を促進し、その感情を正しく導き、公正な判断力を養うこと。

中学校の教育課程

学校教育法施行規則に基づき、中学校の教育課程は、必修教科、選択教科、道徳、特別活動、総合的な学習の時間によつて編成されている。私立学校では、これらに加えて宗教を設けることもできる。 • 必修教科 • 国語 - 書写を含む。 • 社会 - 地理的分野、歴史的分野、公民的分野 • 数学理科 - 第1分野(物理化学)、第2分野(生物地学) • 音楽 - 器楽合奏を含む。 • 美術 • 保健体育 - 体育分野、保健分野 • 技術家庭 - 技術分野、家庭分野 • 外国語 - 英語を原則とする。

以前には職業という教科もあったが、徐々に技術家庭に統合されていった。
以前は、外国語として履修させる言語として、英語以外の外国語を扱ってもよいことになっていたが、新しい学習指導要領では、原則として英語となった。なお、選択教科については、英語でなくても構わない。

• 選択教科 • 国語社会数学理科音楽美術、保健体育、技術家庭、外国語、その他特に必要な教科

道徳

• 特別活動 • 学級活動、生徒会活動、学校行事

総合的な学習の時間

宗教(私立学校のみ)

夜間中学校(中学校の夜間学級)

• 正確には中学校夜間学級。戦後の混乱期の中で、生活困窮などの理由から昼間に就労または家事手伝い等を余儀なくされた学齢生徒が多くいたことから、それらの生徒に義務教育の機会を提供することを目的として中学校に付設されたもの。学校教育法施行規則第25条が根拠であるが、高等学校定時制課程とは異なり、夜間に授業を行うための特別の課程等は設定されていない。
近年は外国籍の生徒や、元不登校の生徒も増えてきている。入学の大前提は義務教育未修了の者であり、すなわち、義務教育を修了した外国人が日本語を身につけることを目的として入学することはできないし、形式的にでも卒業証書を持っている元不登校者も入学することができない。

外国籍の者や同和地区出身者など、ほとんど文字の読み書きができない成年の生徒も多く、日本語教室、識字教室、小学校の代替としての役割も果たさざるを得ないのが現状。また授業時間も一般の中学校より少ないため、授業内容は中学校の学習指導要領には準拠することは難しく、国語数学のように日常生活の基本となる科目を重視しており、それ以外の学科や実技科目に割り当てられる時間数は少ない。
生まれて初めて鉛筆を持つ人から、中学校途中まで履修した人まで在籍し、生徒間の学力の差は大きいので、習熟度別学級になっている例が多い。

学校数は35校、生徒数は約3000人であるが、設置している自治体が首都圏、近畿に集中しているため、やむなく自主夜間中学が運営されている地域もある。非常にマイナーな存在であったが、1993年にヒットした山田洋次学校 (映画)で有名になった。

星空の学校
夜間中学記録映画『こんばんは』

• 旧制中学校にも夜間の課程は存在したが、現在の夜間中学とは系統を異にする。

通信制中学校

• 正確には中学校通信制課程。尋常小学校卒業者もしくは国民学校初等科(現在の小学校にあたる)卒業者で、中学校未修了者以外は入学できない。根拠は次のとおり。
学校教育法第105条「中学校は、当分の間、尋常小学校卒業者及び国民学校初等科修了者に対して、通信による教育を行うことができる。」
わが国では、戦後、義務教育年限が従来の6年から9年に延長された(正しくは「戦後」ではないが…)が、これに伴い戦前の義務教育のみ修了した者は戦後においては義務教育未修了となってしまうことから、そのいわば救済措置として設置されたもの。
以前は80校あったが、現在の学校数は下記の2校のみ。夜間中学以上にマイナーで、教員でも知っていない場合が多い。

千代田区立一橋中学校
通信制にもかかわらず都内在住者・都内勤務者しか入学できない。修了すると、卒業証書が発行される。専任教師が1人しかいないなど、かなり厳しい状況のようだ。

• 大阪市立天王寺中学校(サイトなし)
通信制であるため日本全域から入学できる。実技科目がないので、修了しても卒業証書は発行されないらしい。

関連項目

学校内申書高校受験中学入試御三家 (学校)中等教育学校(前期課程) • 盲学校 聾学校 養護学校(中等部) • 特殊学級識字部落問題高校以下の学校記事一覧

• 旧制中等学校(学制改革を参照)




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