久大本線
久大本線(きゅうだいほんせん)とは、福岡県久留米市の久留米駅から大分県大分市の大分駅に至る九州旅客鉄道(JR九州)の鉄道路線(地方交通線)である。ゆふ高原線の愛称を持つ。久留米側は筑後川およびその支流の玖珠川に沿って、大分側は大分川に沿って九州を横断している。沿線には九州の小京都といわれる日田市や温泉地の湯布院町などの観光地を控えている。
路線データ
路線距離(営業キロ):141.5km 軌間:1067mm 駅数:36駅(起終点駅含む) 複線区間:全線単線 電化区間:全線非電化
運行形態
優等列車として、全区間に博多~大分・別府間の特急ゆふ・ゆふDX・ゆふいんの森が運転されている。普通列車は全区間を通して運転される列車もあるが、概ね日田駅・由布院駅で運転系統が分かれている。鳥栖~日田間、由布院~大分間は本数が多く、前者は毎時1本程度、後者も区間運転含め毎時1~2本程度運転されている。一部の列車は鹿児島本線の鳥栖駅始発・終着である。日田~夜明間には日田彦山線から乗り入れる列車がある。
歴史
大分~天ヶ瀬間は大湯線(だいとうせん)として開業した。このうち大分~小野屋間は私鉄の大湯鉄道として開業している。大湯鉄道が計画していた湯平駅まで延伸されたのは、国有化後の1923年であった。以後順次延伸され1933年に天ヶ瀬駅まで開業した。久留米~天ヶ瀬間は久大線として開業した。最初に開業したのは久留米~筑後吉井間で1928年に開業した。久留米~豆田間に私鉄の筑後軌道が走っていたが久大線と競合するため、補償を受けて1929年に廃止された。日田駅まで開業したのは1934年で、同年中に最後の区間である日田~天ヶ瀬間が開業して久留米~大分間が全通した。
久留米~日田間
1928年12月24日 久大線として久留米~筑後吉井間が開業。 1931年7月11日 筑後吉井~筑後大石間が開業。 1932年3月12日 筑後大石~夜明間が開業。 1934年3月3日 夜明~日田間が開業。
日田~大分間
1915年10月30日 大湯鉄道が大分市(現在の大分)~小野屋間を開業。 1922年12月1日 大湯鉄道を国有化。大湯線となる。大分市駅を大分駅に統合。 1923年9月29日 小野屋~湯平間が開業。 1925年7月29日 湯平~北由布(現在の由布院)間が開業。 1926年11月26日 北由布~野矢間が開業。 1928年10月28日 野矢~豊後中村間が開業。 1929年12月15日 豊後中村~豊後森間が開業。 1932年9月16日 豊後森~北山田間が開業。 1933年9月29日 北山田~天ヶ瀬間が開業。 1934年11月15日 日田~天ヶ瀬間が開業し全通。久留米~大分間が久大線となる。
全通後
1937年6月27日 宮原線(1984年廃止)の開業により、久大本線と改称。 1987年4月1日 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道に承継。
駅一覧
久留米駅 - 南久留米駅 - 久留米大学前駅 - 御井駅 - 善導寺駅 - 筑後草野駅 - 田主丸駅 - 筑後吉井駅 - うきは駅 - 筑後大石駅 - 夜明駅 - 光岡駅 - 日田駅 - 豊後三芳駅 - 豊後中川駅 - 天ヶ瀬駅 - 杉河内駅 - 北山田駅 - 豊後森駅 - 恵良駅 - 引治駅 - 豊後中村駅 - 野矢駅 - 由布院駅 - 南由布駅 - 湯平駅 - 庄内駅 - 天神山駅 - 小野屋駅 - 鬼瀬駅 - 向之原駅 - 豊後国分駅 - 賀来駅 - 南大分駅 - 古国府駅 - 大分駅
接続路線
久留米駅:鹿児島本線 夜明駅:日田彦山線 大分駅:日豊本線・豊肥本線