株式会社
株式会社(かぶしきがいしゃ)は有限責任社員のみからなる会社の一形態で、出資者は出資額に応じて株式を取得し、配当により利益得る。
株式会社に出資することにより株式を有する者を株主という。株主は購入した株式の数に応じて、株式会社の経営に関与する事ができる。具体的には株式会社の意思決定会議である株主総会において、株の保有数に応じて議決権を持つ。
なお、法律の文言上社員とは会社の所有者である株主のことを指す言葉であり、従業員のことを指す言葉ではない。
少額の遊休資本を蓄積して大規模な事業を行なうことを想定して設計された制度であるが、日本の株式会社の多くは、非常に小規模なものであり株式会社の利点をほとんど生かせていないといわれる。
株式会社の主な構成要素
株式会社は株主と取締役会および監査役によって主に構成される。 株式会社は株式を発行し、株主が株式を手にすることにより会社に出資し、大規模な事業を行うに足る規模の 資本を形成する。複数(株主が1人の場合もあるが)、場合によっては非常に多数の株主により株式会社が構成されるので株主ら自身によって会社を運営してゆくのは効率的とはいえない。そのため会社の日常の業務は取締役会に委任することとなる。株主は、帳簿閲覧権や株主総会における議決権の行使などを通じて会社の行為を監視し、配当や残余財産の分配を受ける権利などを持つ。
取締役会は会社の業務執行に関する会社の意思を決定し、各取締役の業務執行を監視する。株式会社における取締役は取締役による合議体である取締役会を構成し、意思決定に参加するのみで、そこ(取締役会)で決定されたことを具体的に執行するのは代表取締役である。
(なお、商法の規定において「社長」という者はおらず、一般社会においては筆頭の代表取締役のことを「社長」と呼んでいるようである。)
監査役は会社の帳簿や財産内容を調査し、取締役の違法行為を取締役会や株主総会に報告するなどのことにより会社の業務が適正に行われているかどうかを監査し、株主の利益を保護する役割を負う。
(なお、上記構成要素の解説は法文上規定されている一般論について述べたものであり、一般社会における認識とは乖離がある部分があり、表見代表取締役の問題など判例により運用が修正されている部分もあるので注意されたい。)
起源
世界初の株式会社
1602年3月20日に設立されたオランダ東インド会社が起源。それ以前は航海ごとに「座」を開き出資を募る当座会社と呼ばれる形態の会社しかなかったが、リスク分散と恒常的な活動を目的に、当座会社の代表を中心に設立された。
日本初の株式会社
1872年の国立銀行条例に基づいて設立された第一国立銀行(1873年7月20日創設)が日本の株式会社第一号といわれている。
関連する法律
商法