伯備線
伯備線(はくびせん)とは、岡山県倉敷市の倉敷駅から新見駅を経て、鳥取県米子市の伯耆大山駅に至る西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線(幹線)である。中国山地を越えて岡山と米子を結ぶ陰陽連絡路線。倉敷~新見間は高梁川、生山~伯耆大山間は日野川に沿っている。
路線データ
路線距離(営業キロ):138.4km 最小曲線:200R 最急勾配:25‰ 軌間:1067mm 駅数:28駅(起終点駅含む) 複線区間:倉敷~備中高梁間、井倉~石蟹間、新見~布原間 電化区間:全線(直流1500V) 閉塞方式:自動閉塞式
運行形態
岡山~出雲市間の特急スーパーやくも・やくもが通っている。また、東京~出雲市間の寝台特急サンライズ出雲も伯備線を経由している。普通列車は新見駅で運転系統が分かれているが、全線を通して走る列車もある。倉敷側は全ての列車が岡山駅まで、伯耆大山側は全ての列車が米子駅まで乗り入れ、さらに岡山からは山陽本線和気駅・瀬戸駅、赤穂線方面と、米子からは山陰本線西出雲駅まで直通する列車もある。岡山~備中高梁間、生山・根雨~米子間に区間運転列車があり、後者のうち一部列車は電化区間でありながら気動車で運転される。
また、新見~備中神代間には芸備線の列車が乗り入れており、途中の布原駅には芸備線の列車のみが停車し、伯備線の列車は停車しない。
清音~総社間は、井原鉄道の第2種鉄道事業区間で、伯備線と施設を共用しており、井原鉄道井原線の列車も運行される。
歴史
建設は南北から進められた。最初に開業したのは北側の伯耆溝口~伯耆大山間で1919年のことである。1926年に足立駅まで到達した。一方、倉敷~宍栗(現在の豪渓)間が伯備南線として1925年に開業。以後順次延伸され、備中川面駅まで開業したのは1927年、備中川面~新見~足立間が開業し全通したのは1928年のことである。
1919年8月10日 伯備線として伯耆溝口~伯耆大山間が開業。 1922年3月25日 伯備北線の江尾~伯耆溝口間が開業。伯備線を伯備北線に改称。 1922年7月30日 伯備北線の根雨~江尾間が開業。 1922年11月10日 伯備北線の黒坂~根雨間が開業。 1923年11月28日 伯備北線の生山~黒坂間が開業。 1924年12月6日 伯備北線の上石見~生山間が開業。 1925年2月17日 伯備南線として倉敷~宍栗(現在の豪渓)間が開業。 1925年5月17日 伯備南線の宍栗~美袋間が開業。 1926年6月20日 伯備南線の美袋~木野山間が開業。 1926年12月1日 伯備北線の足立~上石見間が開業。 1927年7月31日 伯備南線の木野山~備中川面間が開業。 1928年10月25日 備中川面~足立間が開業し全通。倉敷~伯耆大山間が伯備線に。 1968年9月5日 倉敷~総社間が複線化。 1968年9月25日 総社~豪渓間が複線化。 1970年9月7日 豪渓~美袋間が複線化。日羽駅移転。 1972年2月23日 美袋~備中広瀬間が複線化。 1973年9月18日 備中広瀬~備中高梁間が複線化。 1979年3月13日 新見~布原信号場(現在の布原)間が複線化。 1982年6月15日 井倉~石蟹間のうち3.7kmが複線化。 1982年7月1日 倉敷~伯耆大山間が電化。特急やくも電車化。 1983年7月26日 井倉~石蟹間のうち0.8kmが複線化。 1987年4月1日 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道に承継。
駅一覧
倉敷駅 - 清音駅 - 総社駅 - 豪渓駅 - 日羽駅 - 美袋駅 - 備中広瀬駅 - 備中高梁駅 - 木野山駅 - 備中川面駅 - 方谷駅 - 井倉駅 - 石蟹駅 - 新見駅 - 布原駅 - 備中神代駅 - 足立駅 - 新郷駅 - 上石見駅 - 生山駅 - 上菅駅 - 黒坂駅 - 根雨駅 - 武庫駅 - 江尾駅 - 伯耆溝口駅 - 岸本駅 - 伯耆大山駅 布原駅は芸備線の列車のみ停車
接続路線
倉敷駅:山陽本線、水島臨海鉄道水島本線(倉敷市駅) 清音駅:井原鉄道井原線 総社駅:吉備線・井原鉄道井原線 新見駅:姫新線 備中神代駅:芸備線 伯耆大山駅:山陰本線