津波
津波(つなみ)は、海域での地震(プレートによる)や火山活動による山体崩壊、海洋への隕石の落下など気象以外の要因によって引き起こされ、海岸線に到達して被害を及ぼす可能性のある高波である。日本でもっとも研究が進んでいたことや、英語ではもともとtidal waveが用いられていたが実際は潮とは関係がないことなどから、"Tsunami" が学術用語になっている。
発生原因
地震に伴って海底面の変位が生じると、直上の海面にも変位が起き、うねりが生ずる。このうねりは、発生場所では波長が長く(約10km)、波高も高くない。このうねりが、波として海面を伝わり、陸地に近づくにつれ、波高が増幅され津波となって陸地に押し寄せる。
津波の高さは、水深が浅くなると急激に高くなる。また、津波の伝わる速度は、水深が深いほど速い。また、海底の地形や海岸線の形に大きく影響されるため、単純に震源からの距離では津波の高さは決まらない。
警報・注意報
気象庁は、震度3以上の地震が発生すると、約3分のうちに津波に関する情報(予報の有無)を発表する。震度2以下でも津波予報が発表される場合がある。発表までの時間を30秒に短縮するために、地震計をより高性能のものに置き換える作業を現在行っている。
震源の位置・マグニチュード・断層パラメータ等から、津波の発生の有無・規模は計算可能である。地震が起きてから計算していたのでは間に合わないため、あらかじめ、様々な地震のケースを想定した計算を行ってある。
津波の予報には以下の3種類がある。
| 津波警報 | 大津波 | 高いところで3m以上の津波 |
| 津波 | 高いところで2m程度の津波 | |
| 津波注意報 | 津波注意 | 高いところで0.5m程度の津波 |
津波は最初の1波が最大とは限らず、数時間の間隔をおいて2波、3波とやってくることがあり、12時間は注意が必要である。
また、海岸では津波の起こる前に海面が引く、という迷信もあるらしい。 海岸に押し波が先に来るか、引き波が先に来るかは、震源直上の海底がどちらに動いたかによって決まるため、 どちらの波になるかはの予測は難しい。
津波による被害を起こした地震
石垣島東南海域 (1711年) - 石垣島 津波高さ85m - 死者不明者 9,300人 明治三陸地震(1896年)- 岩手県綾里 津波高さ38m - 死者不明者 22,000人 関東地震(1923年) 三陸地震(1933年)- 死者不明者 3,000人 東南海地震(1944年) 南海地震(1946年) チリ地震(1960年) 日本海中部地震(1983年) 北海道南西沖地震(1993年)
関連項目
海岸工学 地震学