This article at Wikipedia

政体

二つの異なる概念が、一つの用語「政体」(せいたい)を用いている。

政体(統治形態, form of government, polity)

支配者が誰かに着目した統治の形態。政体の上に国体をおき、国体を主権者が誰かを指すもの、政体をより細かな統治の形態とする場合もある。

古代ギリシャアリストテレスが政体を君主政、貴族政、民主政に三つに分類したものが、後までもっとも有名である。ポリュビオスは、これら三つの政体が堕落することでそれぞれ専制、寡頭政、衆愚政になり、ついには別の政体に移行するという政体循環論を唱え、各政体の要素をあわせたローマの混合政体を最上とした。

モンテスキューなどの18世紀の社会思想家は、アリストテレスとポリュビオスの説をふまえ、様々な組み合わせで政体の特徴と長短を論じた。なお、この時代の議論では、良い混合政体を指して、共和政と呼んでいた。

政体(政治体, polity)

最広義の政治団体。法学政治学が定義する国家の要件を満たさないものを含め、一定領域に政治支配を及ぼすものをすべて含める。主権を持たない地方自治体や従属国・保護国や、領土によらず交易を統制する港市、統治を及ぼさず儀礼的な服従関係を結ぶ古代的王国が国家以外の政体の例である。

この意味での政体は、20世紀には都市の政治と国家の政治を意識的に横断して扱ったロバート・ダールらに用いられた。その後、国家論を歴史に用いようとする試みが、固く強いまとまりを持つ国家とは異なる、緩い結びつきしかない「国家にあたるはずだが国家の定義にはあてはまらない何か」を発見させるに至り、政体というより広い語がとりあげられるようになった。さらに1990年代には、EUの出現により、現代政治の分析においても国家を自明の政治単位とすることができなくなり、政体という語の使用頻度が増した。




This article is from Wikipedia, the Free Encyclopedia. All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.


社会 • 社会政治経済産業交通教育歴史福祉医療環境環境問題市民活動平和軍事 • 芸術と文化 • 芸術文化言語宗教遊び趣味伝統芸能文学音楽美術演劇映画アニメ漫画建築スポーツゲームギャンブル食文化ファッションマスメディア出版新聞放送テレビラジオ • 世界 • 世界アジアアフリカオセアニア北アメリカ南アメリカヨーロッパ • 日本 • 日本北海道東北関東中部近畿中国四国九州沖縄 • 学問 • 学問文学哲学倫理学心理学社会学法学経済学数学物理学化学生物学地球科学医学工学 • 自然 • 自然宇宙元素気象災害海洋生物植物動物鉱物 • 技術 • 技術コンピュータネットワークエレクトロニクスバイオテクノロジー • 資料 • 索引年表365日地図世界各国関係記事人名一覧一覧の一覧