摂津国
令制国一覧 > 畿内 > 摂津国摂津国(せっつのくに)は、かつて日本に設けられた地方行政区分の国の一つである。畿内に含まれる。領域は現在の兵庫県の東端と、大阪府の北半にあたる。摂州と呼ばれることもある。
沿革
7世紀に津国(つのくに)として設置された。おそらく和銅6年(713年)に摂津国と改称され、これも「つのくに」と呼んだが、後に漢字にしたがって「せっつのくに」と変化した。
摂津国を治める機関は職(しき)とされ、摂津職(せっつしき)と呼ばれた。国そのもののことも摂津職と呼ぶことがあった。呼び方の違いは、副都の扱いを受けた難波京を管理し、外国使節に応接する任にあたったことと関係するらしい。延暦12年 (793年) 3月9日から、職を廃し国司を置くようになった。
国府、守護所、一宮、国分寺など
国府は、当初は現在の天王寺区国分町にあったようである。805年に現在の中央区石町に移り、844年に難波の鴻臚館に移った。10世紀の中頃に住吉郡に移ったが、その後、渡辺津の当りに戻ったようである。
守護所の場所は不明だが、国衙の近くという説がある。
一の宮は、住吉大社であるが、中世に住吉大社が一宮を自称した文書は見当たらない。坐摩神社も一宮と呼ばれたこともあるようだが、住吉大社に負けた。 二宮以下と惣社はない。多田院の境内に惣社六所権現という神社があったが、荘園の惣社ということのようである。
国分僧寺は、2説有り、大阪市天王寺区国分町の天徳山国分寺と大淀区の護国山国分寺が古くから言われる。国分尼寺は、東淀川区紫島町の勝宝山法華寺だといわれる。
郡
住吉郡 東生郡 西生郡 嶋上郡 嶋下郡 豊嶋郡 河辺郡 武庫郡 菟原郡 八部郡 有馬郡 能勢郡