根拠に基づいた医療
根拠に基づいた医療/EBM(Evidence-Based Medicine)
医療行為は医学的判断を根拠として行われる。従来、この判断は多くの部分を医師の経験や権威者の提言などに従って下されていた。
しかし近年、治療法の選択などについて正当性を信頼できる研究結果で示すべきであるという議論が高まってきた。米国で始まったこの動きはEBM(Evidence-Based Medicine)と呼ばれ、日本では根拠に基づいた医療と訳される。
この効用を端的に示すエピソードが心筋梗塞後の抗不整脈薬の使用についてのCAST studyである。心筋梗塞は急性期が過ぎてから合併する不整脈がときとして致死的となるため抗不整脈薬が予防的に投与されていた。どのグループの薬剤がもっとも効果的かを調べるための大規模な臨床試験であったが、中間報告で最も死亡率の低いのは薬剤非投与群だったことが判明。これ以上投与を続けることは危険として試験は打ち切りとなったものである。
関連項目
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