池澤夏樹
池澤夏樹(いけざわなつき、1945年7月7日 -)は小説家。北海道帯広市出身。1994年から沖縄県に在住している。新字体を用いた場合池沢夏樹と書かれる。
活動
小説『スティル・ライフ』で中央公論新人賞と第98回芥川賞を獲得することで作家としてデビューした。かつて埼玉大学理工学部物理学科に在籍していたこともあり、また当初は詩人として活動していたためか理系の視線で詩的な文章を組み立てる。それ故、透明感のある文章で癒されると言われることが多い(例『スティル・ライフ』)。多くの著作があり、小説は『マシアス・ギリの失脚』で谷崎潤一郎賞、『花を運ぶ妹』で毎日出版文化賞、『すばらしい新世界』で芸術選奨などを受賞し、海外でも高く評価されている。『むくどり通信』シリーズなどのエッセイや対談も人気がある。なお『楽しい終末』以降、文明論に関わる批評活動がたびたび行われ、2001年9月11日アメリカでのアメリカ同時多発テロの直後から「新世紀へようこそ」というメールコラムを発信している(現在不定期)。2002年11月にはイラクを訪れ、現地の普通の人々の暮らしを伝える『イラクの小さな橋を渡って』(本橋成一の写真を共に掲載)を緊急出版し、大きな反響を呼んでいる。
父に福永武彦、娘に池澤春菜をもつ。ギリシャに3年間滞在していたこともあり、ギリシャの映画監督テオ・アンゲロプロスの日本語字幕を『旅芸人の記録』から現在まで担当する。近頃は池澤の小説や評論が国語の教科書に採用されることも多い。
親交のある人々
星野道夫 ジャック・マイヨール テオ・アンゲロプロス
代表的な作品リスト
スティル・ライフ 南の島のティオ マシアス・ギリの失脚 花を運ぶ妹 すばらしい新世界 楽しい終末 ハワイイ紀行 イラクの小さな橋を渡って 静かな大地
関連項目
沖縄基地問題