佐伯千仭
佐伯 千仭(さえき ちひろ、1907年 - )は、刑法学者、立命館大学名誉教授、弁護士。熊本県生まれ。1930年、京都大学法学部卒業後、立命館大学へ。助手、助教授を経て立命館大学教授に就任。1934年、助教授として京都大学法学部に復帰し、1941年に教授。京大退官後は、1947年から弁護士として活動を開始した。「極東国際軍事裁判」をはじめ、「松川事件」、「東京中郵郵便法違反事件」、「東京都教組地公法違反事件」など戦後史に残る事件に関わる一方で、日本学術会議会員、法制審議会委員などを歴任した。
日本における陪審制度の研究のほか、熱心な死刑廃止論者としても知られており、わが国を代表する刑法学者の一人である。
主な著作
「ドイツにおける刑法改正論」(1962年) 「犯罪と刑罰(上)(下)」(1968年、有斐閣) 「刑法改正の総括的批判」(1975年) 「刑事訴訟の理論と現実」(1979年、有斐閣) 「刑法講義総論(四訂版)」(1984年、有斐閣) 「刑法における期待可能性の思想」(増補版、1985年、有斐閣) 「共犯理論の源流」(1987年、有斐閣) 「死刑廃止を求める 法セミセレクション(編集:佐伯千仭、団藤重光、平場安治)」(1994年、日本評論社) 「刑事法と人権感覚—ひとつの回顧と展望」(1994年、法律文化社) 「陪審裁判の復活」(1997年、第一法規出版) 「刑法における違法性の理論」 「新・生きている刑事訴訟法—佐伯千仭先生卆寿祝賀論文集 刑事訴訟法研究会佐伯先生卆寿祝賀論文集編集委員会」(1997年、成文堂)