東海地震
東海地震(とうかいじしん)とは、静岡県の駿河湾内にある駿河トラフで周期的に発生する海溝型地震。マグニチュード8級と想定される。東南海地震、南海地震としばしば連動(同時~2・3年後に発生)する。東海地震と東南海・南海地震の発生周期を研究していた石橋克彦氏(当時東大地震研究所助手)が、1944年の東南海・1946年の南海地震の際に東海域の断層破壊が確認できていないことから1976年の日本地震学会で「明日起きても不思議ではない」と発生の可能性を示唆したことから話題となる。
東海道ベルト地帯の真ん中で起きる大地震ということで、その被害は甚大なものになることが予想されたことから国は対策を決定する。
1978年に「大規模地震対策特別措置法」を制定、その中で静岡県下を中心とした「地震防災対策強化地域」を設定、体積歪計やGPSなどの観測機器を集中して設置することで世界でも例を見ない警戒宣言を軸とした「短期直前予知を前提とした地震対策」をとることになる。
その後20年を経過して観測データの蓄積や技術の向上によって想定を見直すこととなり、2002年に愛知県や長野県下まで「地震防災対策強化地域」が拡大された。
100年から150年周期で発生を続けているため発生は不可避であるが、被害を最小限にするため行政機関は阪神・淡路大震災の反省を踏まえた対策を実施している。
本来地震は発生後に名づけられるものであるが、周期性が確認できることから発生前から「東海地震」の名で呼ばれる。
過去の東海地震
1498年 明応地震 記録上最古の東海地震。
1605年 慶長地震
1707年 宝永大地震 東海地震と東南海・南海地震の3つが同時に発生したM8.4(史上最大)の地震。この地震の49時間後に富士山が噴火し宝永山(火口)ができる。
1854年 安政大地震 東海地震発生後、32時間後に東南海・南海地震が発生した。