日本人
日本人(にほんじん)とは、日本という国家、国土に関係する一群の人々の呼称である。それが、使われる文脈によって、次のような三つの視点から定義できる。
法律的視点:日本国籍を持っている人。日本国民。 生物的視点:日本に一般的に住んでいるモンゴロイド系人種の特徴を持った人のこと。 文化的視点:日本文化のなかに溶け込んで生活しており、日本語を話す人のこと。
人口の大部分にはこの定義が適用できるが、しかし、特に第二第三の定義は、境界領域においては、多くの例外を生み出すことになる。 モンゴロイド系の特徴というのは、中国、韓国などの国籍を持っている人の中にもいるし、またそれらの国からの留学生、在日コリアン、中国からの引き上げ孤児、日系ブラジル人なども、この中に入ってくる。こうした人たちが「日本人」と呼ばれない場合も多い。
また、日本文化に溶け込んでいる人の中には、例えば欧米人で日本に長期に在住している者、日本文化研究者も入るだろうし、その中には日本人(法律的、生物的視点から見た日本人)と結婚している人たちもいるだろうが、やはり彼らも日本人とは呼ばれないことが多い。 しかし、サッカー、野球、相撲などのスポーツ選手で、日本国籍を取得した人の場合、敢えて「日本人になった」という言われ方をする場合もある。
更に、日本の文化を保持し続けながら、長期に渡り海外に在留の日本人、アメリカ国籍を取得し、アメリカで事業家として成功を収めた人たちが、自ら日本人と自称する場合、あるいは日本語を解さない彼らの子女が、自ら日本人と称する場合、その「日本人」はここでいう日本人と同じものなのか。
国籍、生物学的特徴、日本語、日本文化、その他に日本人が日本人である、あり続ける条件のようなものを考えてみる必要がある。
日本人に似た民族
日本海をはさんで隣の国の、韓国人と中国人には、日本人と共通した外観を持った人が多い。これは、日本人の中核をしめる新モンゴロイドの比率が高いからだと思われる。弥生時代から古墳時代にかけて中国・中国からは渡来人が多くやってきているがその比率に関しては諸説ありどの程度の比率を占めているか、どれぐらい影響を及ぼしたかはよく分かっていない。また日本から韓国や中国に渡来した者も居たようである。従来の説では、日本人は縄文系の古モンゴロイドの上に渡来してきた弥生系の新モンゴロイドが混血して現代の日本人を形成していると言われているが最近の研究では多くの異説が出てきている。
最近の説ではバイカル湖周辺に住む新モンゴロイドのブリヤート人が日本人のルーツと言われており比較的似ている。血液型の比較でもブリヤート人が一番近く、隣の韓国人や中国(華北人)はやや離れている。また華南人や東南アジアは近く大きく異なっている。しかしながら、日本以外のアジア諸国では中世まで、大きな民族移動が頻繁に行われていたため、日本人と同じルーツを持った孤立した民族が点在して残っている可能性が考えられる。逆に飲み込まれて消滅してしまった民族も多数存在する可能性がある。
チベット人、ネパール人には、日本人に似た外観をした人がいる。東南アジアの民族よりも日本人に似ている。これは、東南アジアの民族が旧モンゴロイドが多く、チベット・ネパールの方が新モンゴロイドの比率が高い為だと思われる。研究によれば血液型や湿った耳あかなどの分布は沖縄と台湾を境に大きく異なっている。
バリ島の原住民族も、日本人に似ている割合が非常に多い。
インカ帝国の末裔、ペルーの原住民族も日本人に外観が似ている。一説には縄文人は海を渡って中南米へ到達していたと言う説もあるが仮説の域を出ていない。
関連項目
外国人 日系人 日本人論
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