政治体制
政治体制とは、ある国の政治制度の総体を指して言う。政治システムと似るが、政治に関する特徴やパターンを広く含めてまとめようとする政治システムの概念に対し、政治体制は固定的な制度に絞ってとらえる。ただし、政治システムと政治体制の区別が重要になる場面は、定義そのものを目的とする場合を除きほとんどない。政治全体を指すときに、どこまでを「政治全体」に含めたいか、による便宜的・印象的違いと考えてよい。近代以降の政治体制の類型としてもっとも広く流布するものは、フアン・リンスによる民主主義体制、権威主義体制、全体主義体制の三分法である。リンス自身による修正も含め、政治体制の類型と特徴付けは他にも多数ある。