信仰義認
信仰義認(ラテン語 sola fide)はルター神学の中軸をなす概念である。ルターは当時のカトリックの腐敗を、行為義認(善行によって神は人を義とする)説に由来するものと考え、これに対して、人は善行ではなく信仰によってのみ義とされるとパウロ書簡によって説き、さらに、エラスムスの自由意志論に反駁する書『奴隷意志論』においては、その根拠づけとして、人は本来自由意志をもたないため、そもそも善行を行うことが出来ないと説いた。ルターは自ら翻訳した聖書の序文で、行為の伴わない信仰の虚しさを説く『ヤコブの手紙』を批判し、この文書を「藁の手紙」と呼んだが、この記述はのちに削除された。
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