中性脂肪
モノグリセリド、ジグリセリド、トリグリセリドを総称して中性脂肪というが、血液中に含まれる中性脂肪のほとんどはトリグリセリドである。したがって、中性脂肪はトリグリセリドと同義とする場合も多い。生活習慣病における中性脂肪の扱いは複雑で、一時期は完全に無視されるに至ったこともあった。つまり、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)やHDLコレステロール(善玉コレステロール)が重要で、中性脂肪なんかどうでもいいってわけである。人間の体内の中性脂肪が1000mg/dLをこえると、急性膵炎のリスクが上昇すると考えられており、それさえおさえればいいと考えられたのだ。
現在世界の高脂血症治療の最先端・最高峰を示すATP-IIIというステートメントでは中性脂肪も立派に補正すべき存在へと戻った。特にメタボリックシンドロームの診断基準にとりいられ注目されている。