日本鉄道建設公団
日本鉄道建設公団(にほんてつどうけんせつこうだん)は、日本国有鉄道(国鉄)の鉄道敷設を担っていた公団である。報道等で鉄建公団(てっけんこうだん)と略される事が多いが、公式には鉄道公団(てつどうこうだん)である。 1964年、日本鉄道建設公団法に基づき、国鉄建設局建設線課の業務を引き継いで設立された。のちに整備新幹線や都市部の民鉄線、第三セクター路線の建設なども行うようになった。世界に誇る、新幹線開業、青函トンネル開通、本四連絡橋の調査設計(建設は本州四国連絡橋公団に移管)など、業績には事欠かない。しかし、累積赤字のかさむ国鉄の再建問題に絡み、ローカル線の廃止が論議される一方で新たなローカル線の建設を続行するなど、その体質は政治的なものを大きく反映し、いわゆる「我田引鉄」を体現したものであったことは否めない。
また、いわゆる親方日の丸の下での建設工事には、弛みがでやすく、近年の新幹線のトンネル壁面コンクリート剥離事故、各地の橋脚での鉄筋コンクリートの意図的な品質落としなど、国鉄時代の負の遺産は、今でも国民に不安材料を残している。
1998年に解散した日本国有鉄道清算事業団の業務を継承。2003年10月1日、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構に業務を継承させ、解散した。