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演繹

演繹えんえき)とは、一般的・普遍的命題から個別的・特殊的な命題を導き出す推論の方法である。

演繹の例としては「北極星の位置は一日中ほとんど変化しない」ことから、明日もまたそうだと結論することがあげられる。また、自由落下運動を行っている物体になりたつ y = gt2(g:重力定数、t:落下時間、y:落下距離)の式においてtに時間を与えて落下距離を求めることやyに落下距離を与えて落下時間を求めることも演繹の一つの例である。

「人は必ず死ぬ」という大前提、「ソクラテスは人である」という小前提から「ソクラテスは必ず死ぬ」という結論を導き出す。この例のように二つの前提から結論を導き出す演繹を三段論法という。演繹においては前提が真であれば、結論も真となる。

ここで、「ソクラテス」の代わりに「ネコ」を入れても正しい演繹となる。なぜなら、演繹は意味ではなく形式によるからである。言い換えると、演繹による必然性とは前提には依存しておらず、前提を仮に認めるとすれば、必然的に結論が導かれるという形になってあらわれる。

アリストテレスが演繹の体系を構築し、フレーゲの登場までそれが長らく西洋論理学の中心となっていた。

関連項目

論理学公理帰納アブダクション


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