世界大戦
世界大戦とは20世紀前半に行われた第一次世界大戦と第二次世界大戦のことを云う。ともにヨーロッパから始まった戦争が最終的に世界規模の戦いとなった。二つの大戦の間には約20年の空白があるが、第二次世界大戦は第一次世界大戦の延長であると捉えることができる。その混乱は両大戦の主な原因であるドイツが分割されるという状況において東西が直接向き合うことにより次に来る第三次世界大戦を孕む緊張の中で東西ドイツが統一され、東欧諸国が民主化されたことにより沈静化している。二つの世界大戦は共に植民地や国家間の同盟関係など複雑な様相を呈しているが二つの大戦の間には異なった点がいくつか見られる。
第一次世界大戦ではヨーロッパ各国が王室の関係を保っており過去の戦争を引きずっていたのに対して、第二次世界大戦では列強は独裁者もしくは独裁的な人物による国家指導が各国でなされていたことがあげられる。
ドイツ:アドルフ・ヒトラー
イタリア:ベニート・ムッソリーニ
日本:東條英機
ソビエト連邦:ヨシフ・スターリン
イギリス:ウィンストン・チャーチル
アメリカ合衆国:フランクリン・デラノ・ルーズベルト
二つの戦争に共通している点はともに国家総力戦となっていることが上げられる。ナポレオン戦争の後、再び限定的な戦争が続いたのであるが、第一次世界大戦は開始時の予測を裏切り、膨大な資源と人的被害を生み出した。このことは第二次世界大戦でもかわらなかった。特にソビエト連邦における青年人口の低下は特筆すべきものがある。このことは人海戦術とも関連してはいる。
第二次世界大戦後の世界はアメリカ、ソビエトの二つの超大国が並び立つ時代でありその直接対決が第三次世界大戦となることが予想されたがそれは互いに核兵器によって武装していたために「最終戦争」を思わせ、双方が回避することとなった。そのことが世界各地における代理戦争を引き起こす原因にもなった。