春秋左氏伝
春秋左氏伝(しゅんじゅうさしでん)は、孔子の編纂と伝えられる歴史書『春秋』の代表的な注釈書の1つで、通称『左伝』。他の注釈書として『春秋公羊伝』、『春秋穀梁伝』があり、あわせて『三伝』と呼ばれる。『左伝』の作者は、魯の左丘明であるといわれてるが、定かではない。『左伝』は、他の三伝と異なり豊富な資料を元にし、詳細に『春秋』を補っており現在の春秋時代を理解する重要な資料として知られる。特に、当時の戦争に関する記載は詳細で、南宋の儒学者朱熹をして「左伝は史学、公・穀は経学」と言わしめた。