沖縄県
| 沖縄県のデータ | |
| 面積 | 2,271.30km2 |
| 総人口 | 1,352,496人 (2004年5月1日現在) |
| 県の花 | デイゴ |
| 県の木 | リュウキュウマツ |
| 県の鳥 | ノグチゲラ |
| 県の魚 | タカサゴ |
| 沖縄県庁 | |
| 所在地 | 〒900-8570 |
| 那覇市泉崎1丁目2番地2号 | |
| 電話番号 | 098-866-2333 |
| 外部リンク | 沖縄県庁 |
沖縄県(おきなわけん)は日本最南端の都道府県である。県庁所在地は那覇市。
気候は亜熱帯気候であり、明治時代まで琉球王国という一つの国であった経緯などから、他の都道府県とは異なる文化・習俗が根付いている。これらを生かした観光産業が盛んである。
また、国内有数の長寿地域としても知られ、その食生活などが注目を浴びている。
太平洋戦争では地上戦の戦場となり、その結果1972年までアメリカ軍の施政権下に置かれた。現在でも多くの米軍基地が存在しており、重要な政治問題となっている。
地理
日本列島の南、琉球列島にある。 49の有人島と多数の無人島からなる。0.01km2以上の面積を持つものは160ある。最東端から最西端までは約1000Km、最北端から最南端までは約400Kmと、広大な県域を持つ。 最北端 硫黄鳥島(久米島町) 最南端 波照間島(竹富町) 最東端 北大東島(北大東村) 最西端 与那国島(与那国町) 県庁所在地である那覇市の1000Km圏内には台北、福岡、上海、福州、1500Km圏内には大阪、ソウル、マニラ、香港などがあり、東アジア・東南アジアと日本との接点とも言える位置にある。 沖縄本島の中部・南部は那覇市・沖縄市を中心として都市化・人口集中が進んでおり、全面積の約5分の1に110万人以上が居住している。本島南端の糸満市周辺は沖縄戦の激戦地であり、ひめゆりの塔などを含む地域が沖縄戦跡国定公園に指定されている。 沖縄本島北部には山原と呼ばれる森林が広がっており、ノグチゲラ、ヤンバルクイナ、ヤンバルテナガコガネといった貴重な生物が生息している。山原と沖縄本島の海岸線の一部、慶良間諸島などが沖縄海岸国定公園に指定されている。 西表島一帯が西表国立公園に指定されており、マングローブ林が広がるほか、イリオモテヤマネコなどの貴重な生物が生息している。
気象
気候は亜熱帯性で、高温多湿。年間降水量は2000mm以上。年間平均気温は摂氏約20度。
産業
2001年の県内総生産は約3兆5,300億円。一人あたり県民所得は全国最下位であり、また失業率も全国一高い。 沖縄県独自の伝統・歴史・自然を生かした観光産業が盛んである。沖縄県への観光客数は2003年で5,084,700人(沖縄県調べ)である。 日本唯一の亜熱帯性気候を生かし、マンゴーなどのトロピカルフルーツや、サトウキビ、タバコ、ゴーヤーといった農作物が生産されている。 2000年にサミットの首脳会議が行われたのをきっかけに、国際会議、コンベンションといったイベント開催地としての体勢作りを進めている。 1998年から「沖縄県マルチメディアアイランド構想」に基づき、コールセンターやIT企業の優遇策による誘致を活発に行っている。
歴史
(沖縄の古称は琉球と言う。近代以前においては沖縄より琉球という名称の方が一般的であったが、下記の文中では基本的に沖縄の名称を使用した。)
先史時代
沖縄には日本のような縄文時代、弥生時代のような区分はない。 沖縄の先史時代は土器以前の後期旧石器時代と土器出現後の貝塚時代とに分けられる。
沖縄にいつ頃から人類が現れたのかは明らかになっていないが、現在の南西諸島は、氷河時代にはアジアと陸続きであり、その頃に様々な動物と共に移り住んできたものであろう。沖縄の最古の人骨は那覇市で見つかった山下洞人で、今からおよそ3万2千年前のものだと推測されている。また、1967年に発見された港川人骨は日本で初めて見つかった完全な形の旧石器時代人骨として有名である。
沖縄最古の土器は紀元前5千年紀頃のものと推定されている。この頃の人々は海岸部に住み、狩猟・漁労・採集を生活の手段としていたと考えられる。この頃の生活を示す貝塚も多く発見されている。
古琉球
沖縄における農耕の痕跡のうちもっとも古いものは紀元前8世紀頃のものであるが、本格的な農耕社会が沖縄に成立したのは12世紀頃だとされている。農耕社会が成立してから島津氏が沖縄を統治するようになる1609年までを古琉球と呼ぶ。
農耕を基盤とした社会が成立すると、集落は海岸部から農耕に適した台地に移る。集落の統治者のうち有力なものは按司と呼ばれ、周辺の集落を傘下に入れ小国家へと発展していった。按司はグスクと呼ばれる砦を築いたため、この時代をグスク時代と呼ぶ。舜天や英祖といった伝説上の王も、この頃の有力な按司のことであったと考えられる。
やがて、沖縄本島は山北(北山)・中山・山南(南山)という三大勢力にまとめられる。この時代を三山時代と呼ぶ。三山はそれぞれ明に朝貢して正当性を主張するなどして争いあったが、南山の一按司であった尚巴志によって1429年に統一された。尚巴志は首里城を王都とした統一王朝を作り上げる。この第一尚氏王朝は1469年に家臣の尚円(金丸)によって覆された。尚円以降の王朝を第二尚氏王朝という。二つの尚氏による支配体制下の沖縄を琉球王朝(琉球王国)と呼ぶ。また、三山時代からこの頃までの間に宮古・八重山といった先島諸島も沖縄本島の政権の統治下に置かれるようになった。
なお古来中国では沖縄を大琉球、台湾を小琉球と呼称していたため両者が史書等で混同されることも多かった。
近世
薩摩地方を統治していた島津氏は、豊臣秀吉による天下統一の頃から琉球王国への介入を繰り返し、1609年に兵力を派遣して侵略・制圧した。このあと、廃藩置県までの間、島津藩は第二尚氏を存続させながら、沖縄を過酷に間接支配するようになる。琉球王国は存続を認められたものの、尚氏の王は江戸幕府の将軍に使節を派遣する義務を負い、また琉球と清との進貢貿易の実権を島津藩が握るようになった、すなわち密貿易である。
この頃、サツマイモとサトウキビが中国から伝来し、前者は主要作物に、後者は貿易のための商品作物となった。また、空手などの沖縄特有の文化が成立するのもこの頃である。
近代
ペリーが日本来港の前に沖縄を訪れるなど、幕末の頃から沖縄には欧米各国の船が来港して開国の要求を行うようになった。
1871年、廃藩置県によって島津藩は消滅し、代わって鹿児島県が誕生した。沖縄は鹿児島県の一部とされたが、尚氏王朝は依然として存続していた。1872年、日本政府は沖縄を「琉球藩」とし、1879年には軍隊と警官を派遣して琉球藩の廃止を宣言した。これによる琉球王朝の終焉と沖縄の日本統治開始を琉球処分と呼ぶ。以後、沖縄では日本政府による統治が行われた。1872年(明治5)の調査では人口16万6789人、1920年(大正9) の第一回国勢調査では人口57万1572人があった。
太平洋戦争末期の1945年4月1日、アメリカ軍は沖縄本島に上陸し、駐留していた日本軍との間で地上戦が行われた。これを沖縄戦と呼ぶ。6月23日(22日説も)に日本軍司令官牛島満が自決したあとも散発的な戦闘は続き、最終的な日本軍の降伏調印は9月7日に行われた。沖縄戦における戦死者数は約20万人とされ、うち約12万人が現地の一般住民であったとされている。
戦後
太平洋戦争終結後、沖縄はアメリカ軍の統治下に置かれた。1952年4月28日発効のサンフランシスコ平和条約で沖縄は正式にアメリカの管理下に置かれるようになった。アメリカは琉球政府を創設して沖縄を軍政下に置き、沖縄の各地にアメリカ軍基地を建設した。住民は日本復帰を目指して祖国復帰運動を行い、1972年5月15日に復帰を果たした。
日本への復帰を記念して、1973年には若夏国体、1975年には沖縄国際海洋博覧会が開催された。また、2000年にはサミットの首脳会談が行われた。
現在もアメリカ軍基地が多くあり、基地の騒音・移転問題が解決されておらず、また米兵による沖縄県民への暴行事件などがしばしば起きている。
文化
宗教
アニミズムを基本としており、本土の宗教の原形に近いと言われている。本土の神社にあたるものとして御嶽がある。
地域
沖縄本島北部とその周辺
名護市 国頭郡 国頭村 - 大宜味村 - 今帰仁村 - 本部町 - 恩納村 - 宜野座村 - 金武町 - 東村 伊江島(国頭郡) - 伊江村 伊平屋島(島尻郡) - 伊平屋村 伊是名島(島尻郡) - 伊是名村
沖縄本島中部とその周辺
石川市 具志川市 沖縄市 宜野湾市 浦添市 中頭郡 与那城町 - 勝連町 - 読谷村 - 嘉手納町 - 北谷町 - 北中城村 - 中城村 - 西原町
沖縄本島南部とその周辺
那覇市 豊見城市 糸満市 島尻郡 東風平町 - 具志頭村 - 玉城村 - 知念村 - 佐敷町 - 与那原町 - 南風原町 - 大里村 慶良間諸島(島尻郡) 渡嘉敷村 - 座間味村 その他沖縄本島周辺の離島(島尻郡) 粟国村 - 渡名喜村 - 南大東村 - 北大東村 - 久米島町
宮古諸島
宮古諸島の主な島 - 宮古島、伊良部島、多良間島 平良市 宮古郡 城辺町 - 下地町 - 伊良部町 - 上野村 - 多良間村
八重山諸島
八重山諸島の主な島 - 石垣島、西表島、与那国島 石垣市 八重山郡 竹富町 - 与那国町
米軍基地
主な米軍基地 - 嘉手納基地、普天間基地、キャンプハンセン
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交通
空港
島嶼県であるという事情から、県外への移動や県内離島間の移動は空路が主に利用されている。 那覇空港 - 粟国空港 - 久米島空港 - 慶良間空港 南大東空港 - 北大東空港 - 伊江島空港 - 宮古空港 - 下地島空港 - 新多良間空港 - 石垣空港 - 波照間空港 - 与那国空港 このほか、アメリカ軍が基地として利用する嘉手納飛行場、普天間飛行場などがある。
鉄道路線
沖縄県には戦前の軽便鉄道、南大東島のトロッコ列車等をのぞいて、恒久的な鉄道路線が整備されたことはなかったが、2003年に沖縄都市モノレール(ゆいレール)が那覇空港駅-首里駅間で開通した。
道路
高速道路
沖縄自動車道 那覇空港自動車道
一般国道
国道58号線 国道329号線 国道330号線 国道331号線 国道332号線 国道390号線 国道449号線 国道505号線 国道506号線 国道507号線
県道
沖縄県の県道一覧を参照。
港湾
いずれも重要港湾 那覇港 運天港 金武湾港 中城湾港 平良港 石垣港 航空機を使うまでもない近接離島間の移動には、船舶が広く利用されている。石垣市の石垣港は、中華人民共和国と台湾との中継港として使われている。
沖縄県を舞台にした作品
マンガ
わたるがぴゅん
文芸
水滴 豚の報い カクテル・パーティー オキナワの少年
映画
ナビィの恋 ホテルハイビスカス パイナップルツアーズ ソナチネ
テレビドラマ
ちゅらさん Dr.コトー診療所(ロケ地与那国島)
関連項目
琉球列島米国民政府 B円