石綿
石綿(いしわた、または せきめん)は、鉱物から作られる素材の1種。英語をそのまま読んだアスベストという呼び方もされる。繊維状の鉱物から成る。主な成分はクリソタイル(chrysotile)で、蛇紋岩中から取り出される。透閃石の1種や角閃石も材料として使われる。繊維状になる鉱物をほぐして作られる。クリソタイルの組成は Mg6Si4O10(OH)8。クリソタイルから作られる石綿を温石綿と呼ぶ。2004年現在、日本ではクリソタイル以外の石綿を使用した製品の製造は禁止されている。
断熱性があり、燃えず、薬品にも強く、布のように折ったり曲げたりできるため、古代から綿状にして断熱材や耐火材として使われた。古代ローマ時代から使用された形跡がある。ランプの芯として長く使われていた。絶縁材料としても使われた。
しかし、20世紀後半、大量に吸ったときに重大な健康被害があることが判明。世界的に使用が削減される方向にある。日本では、2004年までに、石綿を1%以上含む製品の出荷が原則禁止される。もろい石綿の廃棄物は特別管理産業廃棄物となり、一般の産業廃棄物よりも厳重な処理が行われる。
外部リンク
日本石綿協会