福祉
福祉(ふくし)とは、未成年者、生活上なんらかの介助や支援を必要とする人(高齢者、障害者、病弱者)、経済的困窮者に対して、その人たちの人権を擁護し、場合によっては権利を代弁し(アドボカシー)、生活と健康の維持のための適切なサービスを提供、また彼らが社会の中で生きやすいように、国や自治体、コミュニティに働きかける、また国、自治体がそのための立法、政策、法的措置をとる、などの活動の全てを指していう言葉。また、そのための介護、介護支援サービス、指導助言を公的なサービスとして行うことも、福祉と呼ばれる。 「福」と「祉」は、ともに「しあわせ」を意味する漢字で、「福祉」(welfare, well-being)は「幸福、安寧」や「良く生きる」などの意。
元々は日本国憲法作成時における、GHQ案の英語原稿翻訳を行う際「welfare」に対応する語が存在しないために作られた造語であり、この語が成立するまでは「社会政策」「社会事業」などの用語が使われていた。
介護保険と合わせたこれらの動きは、福祉を「行政から差し伸べる恩恵」という考えを廃し、福祉を必要とするものにとって当然の権利とする見方が反映されている。
しかし、近年に見られる「福祉の保険化」は福祉権利意識の向上と福祉サービス提供の迅速化を促進するという見方と同時に、国家における福祉責任の放棄との見方もあり、今まで必要なサービスを受けられていた人間が、逆に十分なサービスを受けられなくなるのではないかという「対象の空洞化」の問題が一部で懸念されている。
関連項目
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