看護師
看護師(かんごし)とは、保健師助産師看護師法、略称「保助看法」で、「傷病者などの療養上の世話、または診療上の補助をすることを業とする者」と法律に定められている。つまり、医師と協力し、患者の診断・治療にあたっては医師を補助し、さらに、精神的にも肉体的にもケアを必要とする人々の療養上の看護をするとともに疾病の予防、健康の維持増進の上での援助も行うのが看護師である。
免許区分と教育体制
区分としては、正看護師と准看護師(じゅんかんごし、略称・准看)があり、それぞれ看護師学校、看護短大、看護大学、もしくは准看護師学校で養成教育が行なわれ、国家試験の受験資格が得られる。国家試験に合格すると看護師免許が交付され、看護師としての活動が可能になる。看護職は、ますます高度な専門的知識が要求されるようになりつつあり、日本看護協会は、准看護師の廃止を希望しているが、日本医師会の反発でまだそこまでは至っていないものの、徐々に養成学校が減りつつある。
正看護師は、実地のキャリアと養成セミナー、認定審査などを経て、さらに専門看護師に分化していく方向にある。現在、がん看護、精神看護、地域看護、老人看護、小児看護、母性看護の分野で専門看護師の資格がある。
なお、1989年の「保健婦助産婦看護婦学校養成所指定規則」の改正までは、男性看護師に対しては精神科での勤務を想定した教育カリキュラムが組まれていたが、改正後は男女とも同一の教育カリキュラムとなっている。
法改正と名称変更
2001年改正前の旧「保健婦助産婦看護婦法」では、正式名称は男女とも「看護婦」であり、男性については旧厚生省の通達で「看護士」と呼称したが、1999年の男女雇用機会均等法の改正や、男性の免許名との兼ね合いで、2001年に「保健師助産師看護師法」として改正され、2002年3月から、男女とも「看護師」という言い方に変更された。これで、従来の看護婦長、看護士長という病院内の職務の呼称は、男女とも看護師長になった。師長と略称している。
ただし、看護師全体では女性が95%を占めるため、依然として「看護婦」と呼ばれることも多く、数少ない男性看護師については、小林光恵の男性看護師を扱ったコメディ作品『ナースマン』の影響から「ナースマン」(造語・作品名であり、男性看護師を指す英語としては通じない)と呼ばれることもある。
関連項目
看護学 看護理論 看護診断 保健師 フローレンス・ナイチンゲール 小林光恵 医療資格一覧
外部リンク
社団法人日本看護協会(保健師・助産師・看護師・准看護師の職能団体) 日本男性看護師会(男性看護師個人によるサイト)