聖典
聖典(せいてん、英:Sacred text, sacred scripture)とは、神や神的存在、聖人の言行が書かれたもの、または教説がつづられたものの内、それぞれの宗教内で、特に権威ある書物をいう。書き手は、神自身や聖人自身とされるものもある。テキストを持つ宗教は数多あり、それが重要な役割を果たしていることも少なくない。しかしその殆どはは、教えや儀式の備忘録といった扱いにあり、それ自体が神聖不可侵なものとされることは少ない。
この極端な例外は、アブラハムの宗教に共通してみられる。即ち、テキストがその宗教内の中心部に位置し、常に読まれ、朗読され、聞かれ、事あるごとに引用され、その一字一句を巡って討論される。そして極端な場合には、その本自体が殆ど偶像・物神として機能することさえある。福音主義・聖書主義や原理主義の背景には、こうした要因も大きい。