電子
電子(でんし)は、大きく、次の意味で使われる語である。 素粒子の一つ。(後述) 英語の "Electronic" の和訳語。電子工学、電子メール、電子マネーなどの形で使われる。後述の電子(自由電子)の移動量を電気的に制御する電気回路(電子回路)、あるいは電子機器の略か。 物理的な鍵穴ではない、主として磁力線などを利用した錠(ロック)の機構に「電子ロック」などと名づけられたものがある。
電子(でんし, Electron)は宇宙を構成する素粒子の一つ。
電子の電荷の大きさは電気素量に等しく符号はマイナス、スピンは1/2、質量は9.1093897×10-31[kg][である。電子1つの電荷は1.60×10-19]Cである。
原子は、原子核とこの電子によって構成される。古典論的に言えば電子は原子核の周りを惑星のように回っている。量子力学的には、電子はとびとびのエネルギー状態を取りながら通常、最もエネルギー準位の低いところから順に原子軌道を占有していく。
電気伝導体内を流れる電流の担い手は、特定の原子の原子核にとらえられていない自由電子である(電荷を運ぶという意味では、ホールやイオンも担い手になる場合がある)。ただし自由電子の移動する方向と電流の流れる方向は逆である。これは電気発見当時の科学者たちが電気(電流という意味としての)は+極から-極に流れると勘違いしてしまったことに端を発する。結局陰極線の発見で自由電子の移動する方向は-極から+極であることが確かめられたのだが、電流は+極から-極に流れるということはすでに慣例となってしまっていたため、やむなく電流と自由電子の流れは逆と定義したわけである。
ベータ崩壊の際に原子核から出てくる粒子線に含まれる粒子のうちの一つが電子である。
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