自動車
自動車(じどうしゃ、automobile/car)は、原動機の動力によって車輪を回転させ、軌条(軌道)や架線によらないで、走行する車両。人や荷物を運搬するために使用されることが多い道具・機械である。通常は車輪が3個以上(ほとんどは4個以上の偶数個)のものを指すが、法律や行政関係用語では、農業機械や建設機械、二輪車(オートバイ)も含む場合がある。道路交通法などでは、車両の一区分として定義されており、軽車両(自転車など)と原動機付自転車を除く、原動機を積載した車両が自動車として定義されている。 例 - 小型(大型)特殊自動車、二輪自動車など
歴史
初期には蒸気機関で動く蒸気自動車が存在した。これは蒸気機関車のようなレール上を走るものではなく、動く方向がある程度変えられるものである。その後、蒸気機関に多数の改良が加えられ、比較的小型のボイラーで高温・高圧の蒸気を使ったものが作られるようになった。イギリスでは1827年ごろから定期バスとして都市部及び、都市間で広く用いられ、1860年ごろにはフランスでも用いられるようになった。1900年ごろにはアメリカ合衆国で、石炭の代わりに石油を使った蒸気自動車が作られ、さらに普及していった。アメリカ合衆国では、1920年代後半まで蒸気自動車が販売されていた。最終的に淘汰されたとは言え、蒸気自動車無くして、現在のモータリゼーションは無かったと言えよう。
1865年にイギリスで赤旗法が施行された。当時普及しはじめた蒸気自動車は、道路を傷め馬を驚かすと敵対視されており、住民の圧力によってこれを規制する赤旗法が成立した。この法律により、蒸気自動車は郊外では4マイル(6.4km)/h、市内では2マイル(3.2km)/hに速度を制限され、人や動物に警告する為に、赤い旗を持った歩行者が先導しなければならなくなった。
イギリスでの蒸気自動車の製造、開発は、この赤旗法が廃止される1896年まで停滞することになり、それに続くガソリン自動車の開発においても、ドイツやフランスが先行する事になる。
1876年、ドイツのニコラウス・オットーがガソリンで動作する内燃機関(ガソリンエンジン)を発明すると、ゴットリープ・ダイムラーがこれを改良。二輪車や馬車に取り付け、走行試験を行った。1885年にダイムラーによる特許が出されている。
1885年、ドイツのカール・ベンツは、ダイムラーとは別にエンジンを改良。車体から設計した3輪自動車をつくった。ベンツ夫人は夫の隙を狙いこの自動車を自力で運転し、製造者以外でも訓練さえすれば運転できる乗り物であることを証明した。ベンツは最初の自動車販売店を作り、生産した自動車を数百台販売した。また、ダイムラーも自動車会社を興した。現在、ガソリン式自動車の発明者はダイムラーとベンツの両人とされることが多い。
初期の自動車は手作りであるため非常に高価なものであり、貴族や大金持ちだけが所有できるものであった。そして彼らは自分たちが持っている自動車で競走をすることを考えた。
フォードが流れ作業による生産方式を持ち込み自動車の価格を引き下げることに成功し、大衆が自動車を所有することが可能となり自動車産業は巨大なものとなっていった。
電気自動車
自動車の種類
小型・普通乗用車 セダン ハッチバック クーペ ハードトップ ステーションワゴン ミニバン SUV キャブオーバー セミキャブオーバー オープンカー ロードスター カブリオレ コンバーチブル タルガトップ Tバールーフ 軽自動車 - 排気量に制限あり。1990年以降660cc以下 貨物自動車 - トラック(貨物自動車)、ライトバン、タンク車、トレーラーヘッド 大型乗用車 - バス (交通機関)
小型特殊自動車 - 農業機械(コンバイン、耕運機、トラクターなど)、土木建設機械(ロードローダーなど) 大型特殊自動車 - 大型建設機械(クレーン、パワーショベル)
オート三輪 - 1960年代のトラックの主流。第二次世界大戦後、自動車の製造に制限をかけられていた日本におけるモータリゼーションの黎明期の産物。運転席の設計などは自動二輪の応用部分が多い。
自動車の部品
内燃機関(エンジン) レシプロエンジン ロータリーエンジン ガスタービンエンジン ドライブトレイン 変速機(トランスミッション) マニュアルトランスミッション セミオートマチックトランスミッション オートマチックトランスミッション 無段変速機 二輪駆動 四輪駆動 デファレンシャル サスペンション ホイール タイヤ ステアリング ボディ/シャーシ マフラー ブレーキ フレーム 灯火類 ヘッドランプ HID式ヘッドランプ ハロゲンヘッドランプ プロジェクターヘッドランプ リトラクタブルヘッドランプ
主な自動車メーカー
名前から車種を調べたい場合は、車種名一覧が便利。日本の製造者
| トヨタ自動車 日産自動車 本田技研工業(ホンダ) 三菱自動車工業 マツダ 富士重工業(スバル) 光岡自動車 | スズキ ダイハツ工業 日野自動車 いすゞ自動車 三菱ふそうトラック・バス 日産ディーゼル工業 日産ライトトラック ASL |
外国の製造者・ブランド
| ゼネラルモーターズ (米) キャディラック(米) フォード (米) ケンワース (米) ピータービルド (米) マック (米) フレートライナー (米) インターナショナル (米) ダイムラー・クライスラー (米・独・英) ダイムラー・ベンツ (独) メルセデス・ベンツ (独) マイバッハ (独) フォルクスワーゲン (独) ポルシェ (独) BMW (独) アウディ (独) オペル (独) MCC (独) マン (独) アルピナ (独) RUF (独) シュコダ (チェコ) タトラ (チェコ) カマズ (露) ラーダ (露) サーブ (スウェーデン) ボルボ (スウェーデン) スカニア (スウェーデン) プジョー (仏) シトロエン (仏) マートラ (仏) ルノー (仏) ルノーV.I (仏) ブガッティ (仏) ジャガー (英) MGローバー (英) ロータス (英) ロールス・ロイス (英) |
ベントレー (英)
アストンマーチン (英)
TVR (英)
モーガン (英)
ランドローバー (英)
ジネッタ (英)
ケーターハム (英)
アリエル (英)
フォーデン (英)
フィアット (伊)
イノチェンティ (伊)
アウトビアンキ (伊)
アルファ・ロメオ (伊)
フェラーリ (伊)
マセラティ (伊)
ランチア (伊)
ランボルギーニ (伊)
デ・トマゾ (伊)
イベコ (伊)
ダフ (蘭)
ドンカーブート (蘭)
セアト (スペイン)
バーキン (南アフリカ)
ヒュンダイ (韓)
起亜 (韓)
プロトン (マレーシア)
タタ (印)
ヒンダスタン (印)
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チューナー、デザイナー
AMG RUF ブラバス アルピナ アバルト イタルデザイン ケーニッヒ FUF ニスモ Tom's ザガート ピニンファリーナ ベルトーネ 無限 ジウジアーロ 童夢 9ff ゲンバラ
自動車に係る問題
環境問題(大気汚染、二酸化炭素の増加による温暖現象など) 大型トラックやバスのディーゼルエンジンから出る排気ガス(NOx、黒煙など)により大気汚染が進行している - ディーゼル規制の実施、都心への乗り入れの規制(ロードプライシング = ある地域への乗り入れに料金を課す)、モーダルシフトの推進など 二酸化炭素の増加による温暖現象 - 大型車対策のほか、ハイブリッド車、燃料電池車の開発など 廃車問題 - 中古車の下取り金額の低下、引き取り金額の請求などにともない、自動車のゴミとして乗り捨てが発生している。自動車部品のリサイクルを促進するために2005年より自動車リサイクル法が導入される。- 2003年現在、LCA(ライフサイクルアセスメント = 製品やサービスの寿命までの間のエネルギー消費の評価手法)では、電気自動車よりハイブリッドカーが良いとされているが、将来は燃料電池車が良くなると考えられている。ただし、誤解されがちであるのだが、現行の燃料電池車も燃料電池とモーターのハイブリッド駆動を行っているので、広義的にはハイブリッド車は燃料電池車も含むこととなる。
趣味としての自動車
モータースポーツ フォーミュラカーF1、IRL、F3000、フォーミュラ・ニッポン、CART、F3 レース
JGTC 全日本GT選手権、DTM 、BGTC ラリー
WRC、国内ラリー、パリ・ダカールラリー その他
ジムカーナ、ダートトライアル(ダートラ)、レーシングカート、 ドラッグレース、サーキット走行 エンターテインメント モンスターカー ヒルクライム デコトラ(アート・トラック) スポコン(スポーツコンパクト) クイズラリー ドリフト
最新の技術動向
ハイブリッドカー 燃料電池車 電気自動車 バイフューエル コモンレールシステム (ディーゼルエンジン) ガソリン直噴エンジン ULEV、ZLEV HCCI(予混合気圧縮自着火) バイオディーゼル燃料 高濃度アルコール含有燃料 排気再循環(EGR) クルーズコントロール
関連項目
自動車産業 自動車工業 自動車工学 オートバイ 自転車 運転免許 自賠責保険 車検 モータースポーツ 排ガス規制 パークアンドライド キスアンドライド 車種名一覧 高度道路交通システム 自動車の整備 自動車リサイクル法