香水
香水 (こうすい) とは、体や衣服に付け香りを楽しむための化粧品の一種である。本稿で詳述する。 香水 (こうずい) とは、仏に備える水である。閼伽とも言う。
概説
もともと薬用として使われていたが、近代以降、楽しみのための香水が生まれた。香料をアルコールに溶かして作られる。現在では数多くのブランドが生まれている。日本でも大きな産業として栄えてきたが、香水の使用は未だ欧米ほど一般的になってはいない。香水そのものの認知やマナーなどの普及も発展途上であると言える。日本の化粧品会社の製品もあるが、多くの人気商品が代理店によって海外から輸入されている。装飾品同様、定番のブランドがある一方で、新商品、季節限定商品が市場で注目されることも多い。女優などが自分の名前を冠した商品やブランドを立ち上げることもある。
香水は付けた人間の体臭と混ざり合って効果を発揮するので、液体の香りそのものだけでは判断できない。また、香りは時間がたつにつれて変化する。変化のしかたや早さは、商品によってさまざまである。
香水の調合を職業とする人を、調合師と言う。
分類
香料による分類
基本的に天然の香料は希少性から高価であるため、科学的な調香もよく行われる。 天然香料 植物性香料: 花、葉、果実などを原料にする。 動物性香料: 動物の生殖腺分泌液から調合。現在ではほぼ合成に移行している。 合成香料 合成香料: 自然界の香りの成分を分析し、同じものを科学的に合成する。 単離香料: 天然の香料から成分を部分的に分離させる。
濃度による分類
パルファン- 濃度15-20%、持続時間およそ5-7時間
- 濃度10-15%、持続時間およそ5時間
- 濃度5-10%、持続時間およそ3-4時間
- 濃度3-5%、持続時間およそ1-2時間
使用者の性別による分類
大きく男性用と女性用に別れるが、共用(ユニセックス)の商品も多い。異性向けの香水を身につけることも決してタブーとはされない。ただ、この感覚は国によって異なる傾向がある。 例えば、現代の日本では比較的タブー意識が薄いが、アメリカ合衆国では特に男性が女性用香水をつけるとゲイと受け取られるケースがある。 その一方で、イギリスでは老舗であるヤードリーやクリード、フローリス、ペンハリゴンズなどが男性が付けるためのフローラルノートを発表している。
日本ではユニセックスのものが比較的良く売れる傾向があるが、フランスでは男性用か女性用にきっちり分けられ、共用を謳ったものはほとんど発表されていない。
また、フランスやイタリアではトップノート~ミドルノート~ラストノートと変化が明確なものが好まれるが、アメリカ合衆国では逆にほとんど変化しないものが好まれる傾向にある。