運河
運河(うんが)とは、船舶の移動のために陸上に造られた水路であり、河川・湖沼を利用しているものもある。
海岸・河川付近に造られたもののほか、河川間に造られたもの、半島を横断するもの(バルト海運河等)、大陸間の狭窄部を横断するもの(スエズ運河・パナマ運河)がある。
ドイツが東西に分裂していた時代、西ベルリンに運び込まれる西側からの生活物資の大半は、ハノーファーから運河で運ばれていた。西ドイツの航空機は、西ベルリンに入ることが出来なかったためだが、ヨーロッパでは日本人の想像以上に運河は大切な交通手段で、しかも人気のレジャーのひとつ。フランスも、運河を回るだけで、ほぼ一周することができるという。
イギリスも多数の運河があり、これらは産業革命時に馬車に代わる大量輸送手段として盛んに建設された。陶器会社のエッジウッドが馬車による輸送での陶器の破損を避けるために製品輸送用の運河を造った例などが有名。貴族でも目先の利くものは領地内に運河を造り、通行料を取って大もうけをした。しかし、運河による輸送は鉄道の勃興と共に衰えた。現在は、主に観光やレジャー用に使用されている。運河で用いる舟をナローボートという。ロンドンのリトルベニスに運河時代の町並みが現存している。