銀河 (天体)
(M104104, NGC45944594)]] 銀河 (ぎんが) は、数百億から数千億個の恒星や星間物質が重力的にまとまってできている天体である。小宇宙あるいは島宇宙ともいう。
恒星集団としての銀河の発見
1600年代初めに望遠鏡が発明されて以来、宇宙には恒星や惑星などの点光源的な天体とは異なるぼんやりと広がった天体が存在することが知られており、星雲 (nebula) と呼ばれていた。1764年から1784年にかけてフランスの彗星捜索家メシエは、このような天体を彗星と区別するためにメシエ・カタログと呼ばれる星雲のカタログを発表した。この中には現代の分類で言うところの散開星団・球状星団・散光星雲・銀河など多種多様な天体が含まれているが、当時はもっぱらこれらの天体をその形態で分類するにとどまり、その性質の違いや距離などについては分かっていなかったと言って良い。この頃の銀河はその形状から渦巻星雲などと呼ばれる星雲の一種であった。
一方、1788年にイギリスのハーシェルは、夜空の星々の数をあらゆる方向について数え、暗い星ほど距離が遠いという仮定を用いて恒星の空間分布を求めようと試みた。その結果、恒星は天の川に近い領域ほど数が多いことを発見し、天の川は我々の太陽系を含む円盤状の恒星集団(銀河系)であることを見出した。
20世紀に入ると、セファイドと呼ばれる変光星の絶対的な明るさと変光周期の間に一定の関係があることが発見された。この周期-光度関係を用いることにより、星団に含まれるセファイドを観測すれば星団までの距離が測定できることとなった。当時、いわゆる渦巻星雲が銀河系内の天体か銀河系外の天体かについては依然として明らかになっておらず、これをめぐって1920年にアメリカのシャプレーとカーティスの間で公開論争が行われたほどであったが、1924年にハッブルがアンドロメダ銀河 (M31) の中にセファイドを発見し、それによってM31までの距離が約90万光年であると計算された(その後、セファイドに2つの種族があることが判明したため、この距離は現在では2倍以上大きな値に修正されている)。この値は当時知られていた銀河系の大きさに比べて十分大きな値であったため、M31が銀河系外にある天体であることが確定した。これによって、M31と同様の渦巻星雲は全て銀河系外の天体であるという描像が定着した。
このような歴史的事情を反映して、かつては銀河も星間ガスからなる星雲(nebula) も共に「星雲」と呼ばれ、両者を区別するために銀河系外星雲/銀河系内星雲などと呼ばれていた時期があったが、現在では両者は 銀河(galaxy) /星雲(nebula) として呼称の上からも明確に区別されるのが普通である。
銀河の構造
バルジ ディスク (天体) ハロー (天体) 大質量ブラックホール 暗黒物質
形態による銀河の分類
円盤銀河/渦巻銀河 楕円銀河 S0銀河 不規則銀河
活動銀河
クエーサー 活動銀河核(AGN) スターバースト銀河 セイファート銀河
主な銀河
関連項目
銀河団