野球
野球(やきゅう)は、1チーム9人の選手が交互に攻撃と守備を繰り返し、得点を競うスポーツであり、球技と称されるものの一種。ベースボール。北米(アメリカ合衆国・キューバ・ドミニカ共和国など)・東アジア(日本・韓国・台湾など)で人気がある。
使用するボールの違いにより、硬式・軟式の区別がある。軟式は日本で開発されたもので、一般のレクリエーションとしての野球では、軟式が主であるが、プロ野球や都市対抗野球(社会人)、甲子園の高校野球大会では硬式が使われている。
なお、硬式球は、ゴムやコルクの芯を糸で巻き、牛皮を縫い合わせたもの。軟式球は、中が空洞になったゴム製の球で、試合対象に応じて数種ある。
ルール
主要な部分については、野球の概要の項目参照。
グラウンド
野球に使われるグラウンドは野球場もしくは球場と呼ばれる。ダイヤモンドの部分における距離は公認野球規則で決められているが、それ以外の距離については球場によって異なる。特に、本塁より左右両翼及びセンターのフェンスまでの距離については、古い球場では両翼90メートル、中堅120メートル弱の球場が多いが、東京ドーム以後に建設された球場では両翼100メートル、中堅122メートルを基準としている。
ポジション
守備 内野手 投手(ピッチャー) 捕手(キャッチャー) 一塁手(ファースト) 二塁手(セカンド) 三塁手(サード) 遊撃手(ショート、ショートストップ) 外野手 左翼手(レフト) 中堅手(センター) 右翼手(ライト) 攻撃 打者(バッター) 指名打者(DH) - 投手の代わりに打者となる選手。 代打(ピンチヒッター) 走者(ランナー) 代走(ピンチランナー)
チーム編成
1チームは選手9人(指名打者制を取る場合は10人)と監督、コーチなどで編成される。プロ野球では控え選手としてさらに18人、高校野球では9人まで入れることができる。
投手対打者について
投手はマウンドから、18.44メートル先にいる捕手に向かってボールを投げる。打者はバッターボックスの中からそのボールをバットを使って打つ。 投手の投げたボールがホームベースの上で、かつ、打者のひざより上、肩とベルトの中間より下の高さ(ストライクゾーン)を通過し、打者がボールにバットを当てられなかった場合、打者がバットを振ったか振らなかったかに関わらず、ストライクとなる。なお、バットを振ってストライクになった場合を空振り、振らずにストライクになった場合を見逃しという。 打者がバットを振ってボールがバットに当たらなかった場合、それがたとえストライクゾーンをボールが通過していなくてもストライクとなる。この場合も空振りという。なお、バットを振るのを途中で止めた場合、それが半分以上振っていた場合は「振った」、半分以下の場合は「振っていない」(ハーフスイング)と判断される。注:ハーフスイングに関しては、打者の打つ意思や誤魔化し、主審の死角も関連するため、最近の公式試合などでは、捕手の要求や主審の判断により、バッターの打席と反対側の球審(右打席なら一塁塁審、左打席なら三塁塁審)に確認する場合も多い。 打者が投手からの投球をバットに当てた際、かすった程度や多少投球のコースが変化した程度である場合、かつ、捕手がそれを地面につかない状態で捕球した場合は、ストライクとみなされ、ツーストライクの後で、これを行った場合は、打者は三振となる。地面にワンバウンド以上した場合や捕手が落球した場合はファウルとなり、キャッチャーへのファウルフライ(=捕邪飛)との違いは、打者の背丈以上ともいわれているが、球審(主審、アンパイア)の状況判断次第である。 前3つに書いた条件のいずれにも当てはまらない場合はボールという。
各国のプロ野球
日本 日本プロ野球 プロ野球マスターズリーグ アメリカ 大リーグ マイナーリーグ ニグロ・リーグ 独立リーグ 中南米 ウィンターリーグ 台湾 中華職業棒球聯盟 台湾大聯盟 韓国 韓国野球委員会
日本のアマチュア野球
日本アマチュア野球連盟※社会人と学生との連絡。日本代表チームメンバーの派遣。
社会人野球
日本野球連盟
学生野球
日本学生野球協会※大学と高校野球の統括
大学
全日本大学野球連盟※この下に26大学野球連盟がある 東京六大学野球連盟 東都大学野球連盟 首都大学野球連盟 関西六大学野球連盟
- 他
- 他
高等学校
日本高等学校野球連盟※この下に各都道府県の高等学校野球連盟がある
全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園) 選抜高等学校野球大会(春の甲子園)
球場
野球場の項を参照
語源
baseballを「野球」と訳したのは、第一高等中学校(後の第一高等学校)野球部員の中馬庚(ちゅうまかのえ)という人物である。それまで、baseballをそのまま訳した「底球」などと呼ばれていたのを、「テニスはコートでプレーするから庭球、ベースボールはフィールドで行うから野球」とし、これが広まったとされている。明治の文豪・正岡子規の筆名の1つ「野球(のぼーる)」が野球の語源であるという説もあるが、これは誤りである。子規自身はbaseballの意味で「野球」という単語を使ったことはなく、「ベースボール」「弄球」「投球」と言っていた。しかし、子規の弟子・河東碧梧桐が著書『子規の回想』の中で、「『ベースボール』を訳して『野球』と書いたのは子規が嚆矢であった。が、それは本名の『升』をもじった『野球(ノボール)』の意味であった。」と書いたため、ここから「子規がbaseballを野球と訳した」という説が生まれた。
とはいえ、明治の野球狂・正岡子規が作った野球用語はいくつかあり、恐らくその功績により子規は野球殿堂入りした。
野球における和製英語
日本で一般的に使用されている野球用語の中には、和製英語や英語の誤用が多い。 完全な造語の他に、日本語からの直訳、英文の無理な省略などにより、文法的に誤りがあるものや違う意味になってしまったものもある。 インコース、アウトコース(内角・外角)→inside, outside フォアボール(四球)→base on balls, walk (ball four) デッドボール(死球)→hit by a pitch フルベース(満塁)→bases loaded (The bases are full.) スリーバント→bunt with two strikes, bunt after two strikes バックホーム→throw to the plate タッチアップ→tag up タッチアウト→tagged and out チェンジ→end of inning, inning is over クリーンアップ(3番-5番打者)→heart of the order(cleanup hitterは4番打者のこと) ツーベース(二塁打)→double エンタイトルツーベース→ground rule double ホームイン→get [cross] home [the plate], come home ランニングホームラン→inside the park home run ゲームセット→that's the game, the game’s over, game and set オーバースロー→overarm [overhand, overhanded] pitch [throw](overthrowは暴投のこと) シュートボール→screwball
- (註;「スクリューボール」は、シュート系変化球として日本語化していて、日本で通常に「シュート」として定義されている程度の変化は、アメリカでは直球の範囲だともいわれている。)
関連項目
野球の概要 コールドゲーム サスペンデッドゲーム