電磁波
電磁波(でんじは、electromagnetic wave)は、電磁放射(electromagnetic radiation)ともいい、電磁場が真空中または物質中を光速度で伝播する波動・放射。横波の一種。その存在はマクスウェルの方程式から導かれ、1864年にジェームズ・クラーク・マクスウェルが理論的に予言、1888年にハインリヒ・ヘルツが実験的に発見した。光も電磁波である。
電波:30Hz以上(ULF以上)、3,000,000MHz以下(マイクロ波で300MHz~30GHz近辺、各種解釈がある) 遠赤外線(熱線):波長1mm以下 近赤外線:波長700nm以上 可視光線 紫外線 X線 ガンマ線
近年、生体への影響がマスコミで喧伝されてきたが、こうした報道の背景には、電磁波の概念に関する初歩的誤解があると言える。自然界に存在するX線、ガンマー線、波長の短い紫外線などの電離放射線などは、遺伝子に影響を与えるから癌などの原因になる可能性も高いだろう。しかし同じ電磁波の仲間でも、携帯電話の電波や50Hz・60Hzなどの送電線由来の磁界は、非電離放射線であるから、遺伝子を直接傷つけたりする作用などは全くないのである。
非電離放射線によって健康障害が発生したとすれば、それはどのような場合が考えられるだろうか。たとえば、マイクロ波を大量に照射すれば、熱の作用で(いわゆる電子レンジの原理である)生体に影響が出るかもしれない。あるいは、送電線に極度に近づきすぎて大きな誘導電流が生体に流れた場合、感電などの現象は起こりうる。