舞踊
舞踊またはダンスとは、感情や意思の伝達、表現、交流などを目的とした、一定の時間と空間内に展開されるリズミカルな身体動作。踊りとも言う。動物全般の非言語コミュニケーションを指し、ダンスと言うこともある。また、なんらかの規則性を持って行われているように見える無生物の動きを、ダンスと呼ぶこともある。ダンス用音楽のジャンルを指し、ダンスミュージックもしくはダンスと呼ぶこともある。
本項では人間が文化活動として行う舞踊、ダンス全般を主として扱う。
ダンスを踊る者をダンサーと言う。また、ダンスによって行われる一連の身体の動きを決めたものは振り付けと呼び、振り付けを創作または指導する者を振り付け師と言う。西洋発祥のダンスにおいては、振り付けをコレオグラフ(またはコリオグラフ)、振り付け師をコレオグラファー(またはコリオグラファー)と呼ぶこともある。
舞踊は人類と同様に古く、その発生について詳しいことは分かっていない。現代に残る世界各地の舞踊や、古代遺跡・遺物などから、本能的な身体動作、求愛行為、呪術的行為などが初期のダンスではないかと考えられている。しかし確かな証拠はない。
舞踊の目的は、鑑賞を主たる目的としたものと、それ以外のものに、大きく分けられる。前者は踊る者とそれを鑑賞する者から成り立つ、芸術行為としての舞踊全般を指す。後者は、娯楽・社交としてのダンスや、スポーツとしてのものなど、舞踊への参加を主たる目的としたものや、宗教・呪術行為としての舞踊などが含まれる。
様々な舞踊・ダンス
アジア地域
アジア地域の舞踊には、歴史的な出来事や物語などを、舞踊の形態で表現するものが目立つ。また、演劇と不可分なまま発生・発展してきたものが多い。例えば、推古天皇の時代に日本に移入されたと言われる伎楽は、楽人と舞人とで構成される仮面音楽劇であり、後の日本の舞踊の源流の一つとされている。アジア地域の代表的舞踊劇には、日本の能、歌舞伎、中国の京劇、インドのカターカリ、バリ島のワヤン・オランなどがある。これらの舞踊劇で行われる舞踊は、僅かな所作も洗練されており、象徴性が極めて高い。
このようなアジア舞踊の形態や所作の象徴性は、19世紀末以降の西欧のダンサーや演劇に少なからぬ影響を与えた。例えばドイツの劇作家・演出家であるベルトルト・ブレヒトには京劇や能の影響が見られ、フランスの劇作家・演出家であるアントナン・アルトーにはバリ島の舞踊劇にヒントを得て自身の演劇理論を編み出した。
一方、純粋な舞踊には、宗教儀式や豊作を願う呪術的行為に起源を持つものが目立つ。
アジア地域の現代のダンスには以下のようなものがある。 ゴアトランス
- 発端はインドのリゾート地のゴア発祥のダンスミュージック。
- ダンスパーティーに集まるDJやアーティストによって発生した独特の旋律をもったテクノミュージック。
アフリカ地域
中米・南米のダンスには以下のようなものがある。 サルサ メレンゲ バチャータ ルンバ チャチャチャ サルサ・ルエド タンゴ サンバ
オセアニア地域
中米・南米地域
中米・南米のダンスには以下のようなものがある。 サルサ メレンゲ バチャータ ルンバ チャチャチャ サルサ・ルエド タンゴ サンバ
北米地域
ヨーロッパ地域
ヨーロッパ地域のダンスには以下のようなものがある。 概して足(パ:pas)の動きが特徴的である。 民族舞踊(フォークダンス) コサックダンス ジグ (jig、gigue) - イギリスやアイルランドの舞曲 マズルカ(ポーランド) ポルカ(チェコスロバキア) フラメンコ(スペイン) クレズマー ロマの踊り ソーシャルダンス ワルツ バレエ クラシック・バレエ モダン・バレエ ディスコダンス ディオニソスたちの舞踊
一般的な競技ダンス
ラテン スクウェアダンス
関連項目
Wikipedia:ウィキポータル 舞台芸術 振り付け 劇場
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